(cache) livedoor ニュース - “中国一の美女ハッカー”に仕立てあげられた台湾美少女とは（台湾）

　中国で最近、“中国一の美女ハッカー”として脚光を浴びていた人物にさまざまな疑惑が発覚。ネットユーザーたちが騒然とするなか、その騒動は意外な形で台湾にも飛び火し、大混乱の様相を呈しました。

　中国一の美女ハッカーとして、最近ネットユーザーたちの注目を集めていたのは、ハンドルネーム「Ying Cracker」さん。プロフィールによると、上海でIT企業に勤務しているという彼女は、自らのサイトに掲載している画像の美しさから、いつしか美女ハッカーとしてネット上で話題を集めるようになりました。

　この人気に目を付けたメディアが彼女を次々と取材。メッセンジャーを使ったインタビューでは、自らは今年21歳になる上海在住の女性であると公言し、生活費を稼ぐためにハッカーの技術を1回2,000人民元（約30,000円）以上で教えており、1か月のハッカー収入は15,000人民元（約225,000円）に上ることも明らかにしました。

これらの記事が掲載され、その画像がさまざまな掲示板に貼られるようになると、瞬く間に人気がヒートアップ。ネットユーザーたちからは、「惚れた！」という絶賛の声が上がる一方、「こんなカワイイ娘がハッカーやってるわけないだろ」というネカマ説も飛び交うようになりました。

　そんな折、台湾の大手新聞である中国時報が、大陸発のニュースとして彼女に関する記事を掲載。すると、この新聞を見た一人の台湾人女性が、「あ、これ、わたしの写真だ！」と自らのブログに書き込み、自らのオンラインアルバムから画像が盗用されたことを明らかにしました。

画像が盗用されたというこの女性は、台北にある政治大学を卒業し、現在は高雄の大学で勤務しているというハンドルネーム「小白（シャオバイ）」さん。自分の写真が新聞に出ていることを知り、喜んだのも束の間、記事を読むうちに自らが“大陸の美人ハッカー”に仕立て上げられたことを知り、誤報であることを新聞社に訴えたとのこと。中国時報がこのことを陳謝したことで、台湾の他のメディアがこのニュースに飛びつき、今度は台湾で「小白」さんの人気が急上昇し、突然の人気に戸惑った彼女は、その苦い経験からか、ブログをパスワード制にし、公開していた画像もすべて削除しました。

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