アダルト系のパソコンゲームソフトメーカーなど約230社でつくる一般社団法人「コンピュータソフトウェア倫理機構」(東京都港区)は性暴力を描写したゲームソフトの製造・販売を禁止することを決めた。4日、全加盟社に通知する。
同機構は業界の自主審査機関。会員業者のソフトを審査し、修正などを指示している。しかし、母と子をレイプし妊娠・中絶させる過程を疑似体験するソフトが欧米で問題視され、国際女性人権団体が5月に抗議。このソフトは出荷を自粛したが、「他の性暴力ソフトも問題とすべきだ」との批判が高まっていた。【丹野恒一】
毎日新聞 2009年6月4日 東京朝刊