名古屋・大須の中華街が舟券売場に
更新時間:2009-06-04 18:37
6年前、大須に鳴り物入りでオープンした中華街がなくなる可能性が出てきた。
名古屋市中区の大須に来年春、競艇の場外舟券売り場をつくる計画が進められ、その候補地となっているのが大須中華街があるビルで、計画が実現すると、中華街はなくなることになる。
大須中華街は03年12月、名古屋市中区の「大須301」ビルの3階にオープン。当初は、名古屋の新しい観光名所として、行列ができるほどの人気だったが、その後客足が遠のき、12店舗あった中華料理店も現在営業しているのは5店舗だけとなっている。
来年春の場外舟券売り場開設にむけ、ビルの管理会社「大須商業開発」は、先月すでにテナントへの説明会を実施し、おおむね了承を得たとしている。
今月9日には、周辺住民への説明会が行われる予定で、計画がこのまま進めば、新名所として期待された大須中華街はオープンから6年足らずでなくなることになる。