歌手、鼠先輩(36)が3日、東京・六本木で緊急会見を行い、年内いっぱいで芸能界を引退することを表明した。
笑顔は一切なし。トレードマークのパンチパーマ、サングラスは変わらないが、表情は真剣だ。「芸能界という世界は厳しく、ボクが思っている以上の世界だと痛感しました。あと、そんなにお金にならなかったのが実情です」と説明した。
昨年6月発売のデビュー曲「六本木〜GIROPPON〜」が10万枚の大ヒットとなったが、その後は尻つぼみ。「よく一発屋といわれますが、個人的にもそう思います。鼠先輩というふざけた名前でやってきたし、鼠は巣にかえるのが一番いいのかな」とも。
17日にラストシングル「おかね」を発売し、21日には「さよなら先輩」と銘打った最初で最後の主宰ライブを東京・渋谷DUOで開催する。
デビュー前には10種類以上の職業を転々とし、AV男優や監督も経験。だが、2歳の娘を持つ身だけに「(AVに)戻ることはない。あしたから一生懸命、ハローワークに通います。来年からはサラサラヘアです」と、マイホームパパへの転身を誓っていた。