CDを超える高音質音源をダウンロードして「どのストレージに保存しておくべきか」はハイクオリティ再生のための大きなテーマ。高音質環境を実現するためのケーブル&アクセサリー選びも重要なポイントになってくる。

 
アクセサリー&ストレージ

AUG-LINE
ソリッドオーグライン「インターフェイスLAN」ケーブル
¥110,000(1.0m/税込)

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【プロフィール】
貴金属加工のエキスパートである武藤製作所において独自に純度や加工精度の管理を行い、音質を練り上げた「オーグライン」と呼ばれる素材を金(Au)と銀(Ag)の合金を導体に用いたオーディオグレードのLANケーブル。導体は45度のツイストペア構造とし、高音質化を実現。絶縁体にはテフロンの中でも優れた特性を備えるというPTFEを採用するとともに、2次ジャケットには発泡テフロンを用いている。シールドは8芯構造とし、材料にもオーグ合金を使用。シールド材の下は信号線より2倍の太さの金銀合金線を内包している。製品のバリエーションは±50cm(±45,000円)に対応。

 

【山之内氏のコメント】
実際に使ってみたところ、通常のLANケーブルと比較して音の立体感が改善され、実在感のある音に変わったことが実感できて驚いた。ただ11万円/mという価格設定なので、導入予算を考えると、他の機器の導入を既に済ませて、アクセサリーによる音質向上のステップに入った上級者向けかもしれない。でも音が良くなるのは事実なので、例えば短距離の設置で、もう一押しして音を良くしたいと考えているユーザーにはお勧めできる。

AUDIOQUEST
RJ45-G
¥4,200(1.0m/税込)

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【プロフィール】
米AudioQuestのオーディオグレード・LANケーブル。LGC導体と高密度ソリッド・ポリエチレン絶縁体を採用。高精度にツイストされた内部導体の構造をキープする効果を持たせ、高音質を実現している。内部構造は4ペア、計8本に施された導体を高精度ツイストすることによって、シグナルロスを低減する。金メッキ端子を装備した高精度・高剛性プラグを搭載。

 

【山之内氏のコメント】
実物を手にしてみて、AUDIOQUESTの他のケーブルシリーズ同様に細部までしっかりと作りこんだLANケーブルという印象を受けた。シールドがしっかりとしており、コネクタ部の造りがとても緻密。外皮にはブランド独自のモザイク模様も施されており、外観の高級感も満足度が高い。まだ音質をチェックする機会を得ていないので、ぜひ近くテストしてみたい製品だ。

OSJ
AGLC-1
¥15,750(1.0m/税込)

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【プロフィール】
オープンソース・ジャパン(OSJ)と富士電線の共同開発によるオーディオグレードのLANケーブル。アルミ箔付プラスチックテープ遮蔽と編組遮蔽の二重の対策を施すことで、一重シールドに比べて20dBから30dBの放射電力量を抑える効果を獲得。高音質化を実現している。ラインナップは1mの他にも2m(17,850円・税込)、3m(19,950円・税込)を揃え、その他の長さについては別途見積りも可能。

 

【山之内氏のコメント】
ノイズの多い環境で真価を発揮するだろういう感触を得た。情報量もきちっと出てくる。このくらいの価格帯のものがオーディオグレードとして色々出てくると面白い。

ZIGSOW
BLACK MAGIC
¥105,000(1.5m/税込)

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【プロフィール】
独自のレゾナンスコントロールにより音楽信号を不要振動からプロテクト。高音質化を図ったオーディオ専用LANケーブルとしてジグソーが販売する。有料のオプション仕様として、同社のSSD搭載ストレージ「ZSS-1」との確実なコネクトを実現するNeutrik製端子への端末変更も行える。長さは1.5m。

 

【山之内氏のコメント】
イーサネットの規格としての信頼性は既に世の中で実証されているので、データの精度・速度、或いは対ノイズ対策という意味ではデジタルインターフェースの中でもかなり上位にあると考えられる。USBとLANケーブルは双璧としてプロトコルの安定性からしても今後の主流になりうるだろう。LANケーブルはシールドがしっかりとしているが、すでにインターフェースの安定感も高く、本製品はXLRのコネクターと組み合わせてさらに接続の安定性を高められている。ケーブルに多少のテンションがかかっても、実際の信号ラインには影響が及ばない構造となっている。シールド効果も高まるだろう。

BAKFOO
OSJ-1shuttle
HDDタイプ:¥136,500(税込)
SSDタイプ:¥157,500(税込)


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【プロフィール】
LINN DSシリーズとの組み合わせにも対応する、オーディオファイルサーバー“OSJ-1”シリーズのベーシックモデル。容量500GBのHDDタイプと128GBのSSDタイプの2種類をラインナップする。OSはLinuxをベースにしたオープンソース・ソフトを活用し、本体内に内蔵するCD/DVDドライブで音源をFLACフォーマットで自動リッピングし、ネットワーク・プレーヤー向けのDLNAサーバー機能などを実現している。またFreeDBを利用して、カテゴリ/アーティスト/アルバム/曲名などの自動取得も行える。なお“OSJ-1シリーズ”は「OSJ-1 Limited」をトップエンドに、SSD搭載の「OSJ-1ssd」をラインナップとして揃えている。

 

【山之内氏のコメント】
一番の魅力は今までネットワークで楽しむオーディオや、PCそのものにもあまり深い知識がなくても手軽に導入できる製品であること。何しろ操作が簡単。ドライブ一体型モデルなので、CDのリッピングも本機単体でできる。CDの音源をできる限り多くリッピングして、ネットワークで楽しみたいという人にも使い勝手の良い製品だろう。コストパフォーマンスも高いと感じる。

ZIGSOW
ZSS-1
¥315,000(税込)

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【プロフィール】
64GBのSSDを2基搭載、128GBの記録容量を持たせたジグソーのオーディオストレージ。金属筐体を採用し、ファンレス構造を実現。優れた静音性を実現している。同社のLANケーブル「BLACK MAGIC」がオプション仕様でXLR端子に変更できるため、本機にXLR接続でよりしっかりとケーブルを固定できる点も魅力のポイント。2基のUSBポートにはHDDやUSBメモリーなどを接続でき、本機へのファイルコピーも行える。DLNAサーバーソフト「TwonkyMedia」がプリインストールされおり、複雑な設定を行わずにすぐDSシリーズのストレージとして活用できる。

 

【山之内氏のコメント】
薄型のアルミ筐体がLINN DSシリーズともマッチして、プレーヤーと対で揃えたくなる。音質対策・デザインの双方に力の入ったモデルだ。SSDの採用によるファンレス構造としているため、完全無音設計でオーディオルームに安心して導入できる。同社製ケーブル「BLACK MAGIC」をカスタマイズしてXLRコネクター仕様にすれば、LANケーブルも強固に接続できる点も本機ならではのメリットだ。

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