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オバマ米大統領演説の骨子
オバマ米大統領が4日、カイロで行った演説の要旨は以下の通り。
一、ムスリム(イスラム教徒)の中の少数だが影響力のある暴力的過激派が(米国とムスリムの間に生じている)緊張を利用している。不信感の循環を断ち切らなくてはならない。
一、相互利益・尊重に基づく米国と世界中のムスリムの新たな始まりを追求するために、カイロにやってきた。
一、米国は、イスラム教と戦争をしているわけではない。だが、われわれの安全保障を脅かす暴力的な過激派とは容赦なく戦う。
一、アフガニスタンでの戦いは選択の余地がなかった。アルカーイダは、9・11テロで約3000人を殺し、いまも大規模な殺戮(さつりく)の決意を示している。
一、イスラエルと米国のきずなは不動だ。だが、イスラエルの生存権が否定できないのと同様、イスラエルはパレスチナの権利も否定できないことを認めなくてはならない。
一、米国は、イスラエルが続けるユダヤ人入植地建設の正当性を受け入れられない。平和達成の努力を阻害するものであり、直ちに停止しなければならない。
一、米国は、イランに対し、過去にとらわれず(さまざまな問題で)前進する用意があると明確にした。しかし、核兵器の問題に関しては、われわれは決定的な局面に到達した。核拡散防止条約(NPT)の義務を順守すれば、イランを含むすべての国に原子力平和利用の権利がある。
(カイロ 村上大介)
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