菅家利和さんの記者会見要旨4日の釈放後、千葉市内で行われた菅家利和さんの記者会見要旨は次の通り。 本当にありがとうございます。わたしは今日釈放になりました。本当にうれしく思います。 この17年間がんばってきました。犯人にされ、ずっと我慢してきました。当時の刑事や検察官はわたしと両親に、それから世間の皆さまに謝ってほしい。謝って済むとは思っていません。当時の警察と検察官を許すことはありません。間違ったでは済みません。 逮捕後の調べで自白してしまったのは、刑事たちの責めがものすごかったから。「おまえがやったんだ」「早く話して楽になれ」と言われ、否定しても全然受け付けてもらえませんでした。 別の2件の女児殺害事件を認めたのも、刑事に無理やり体を揺さぶられて「おまえがやったのは分かっている」と言われたから。髪を引っ張られたり、足でけ飛ばされたりもし、どうにもならなくなって「やりました」と言ってしまいました。 今までの17年間を返してもらいたい。これからは冤罪で困っている人たちを支援していきたい。 わたしが警察に捕まって、おやじがショックを受けて亡くなりました。2年前の4月に母も亡くなりました。母もつらかったと思います。警察官も検察官も両親のお墓に出向いて、絶対謝ってもらいたいです。 DNA型は、やっぱり無実だから一致しなかったんだと思いました。真犯人を絶対に許せません。時効があっては絶対いけません。時効になってもわたしは許しません。 被害女児や遺族には、わたしは犯人ではありませんと伝えたい。墓に参って「おじさんは犯人じゃないよ」と言いたい。 刑務所から外に出たとき、お店が目に映りました。外はいいなあと思いました。明るい店がいっぱいあるなあと思いました。記者会見前にホテルでコーヒーをもらいました。刑務所のコーヒーとは一味も二味も違いました。 【共同通信】 |
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