【新型インフル】熊谷の女児の感染確認

　埼玉県は４日、カナダから帰国した熊谷市の女児（８）の新型インフルエンザ感染が確認されたと発表した。県の感染確認は４人目。

　県によると、女児は２日、カナダから成田空港着の飛行機で帰国。３日昼ごろからせきや発熱、下痢などがあったため、発熱相談センターに相談し発熱外来を受診した。簡易検査を受けインフルエンザＡで陽性となり、県衛生研究所の遺伝子検査で新型インフルエンザの感染が確認された。

　女児は現在、感染症指定医療機関に入院しタミフルを服用している。発熱後の濃厚接触者は祖父母、母、兄の４人で、４人とも女児と接触後は外出していないため、県は「他者への感染の可能性はない」とみている。

　女児はカナダ滞在中に感染した疑いが強く、行動範囲は限定されているため、県は学校などの休校措置はとらない方針。