ストリップデビューに「待った」がかかった小向美奈子（クリックで拡大）

　東京・浅草ロック座でのストリッパーデビューが５日に控えている元グラビアアイドル、小向美奈子（２４）に突然、“出演差し止め”の動きが出てきた。“スライム乳”とまでいわれた美巨乳は、拝めないのか。

　関係者によると、小向の前所属事務所は２日までにストリップ劇場の出演禁止を求める仮処分を東京地裁に申請。東京地裁は同日午後、出演禁止の仮処分命令を下した。

　小向は、覚せい剤取締法違反（使用）の罪に問われ今年２月に懲役１年６月、執行猶予３年の有罪判決を受けた。

　その後、昨年９月に契約を解除された前所属事務所との間で、当面の芸能活動休止や、ヌードやアダルトビデオ出演などはしない旨の同意書を交わしたという。

　ところが、５月になって小向が、浅草ロック座２５周年特別興行に出演することが発覚。前事務所関係者が本人に確認しようとしたが連絡が取れなかったため、ロック座への出演禁止仮処分を申し立てた。

　小向の実父も最近まで３カ月近く連絡が取れず心配をつのらせていた。

　ロック座ではすでに、５−２９日を「２５周年興行第一弾」として小向をスペシャルゲストに迎えることを告知。若手の人気ストリッパーら総勢８人による香盤表（プログラム）が組まれている。連日午後零時半から深夜まで４回公演が行われ、小向のひとり舞台が各回とも後半に２度予定されている。

　仮処分決定の知らせはロック座にも届いているとみられるが、３日午後もホームページ上で、小向の告知を続けており、出演契約をタテに“強行”する可能性もある。ロック座は夕刊フジの問い合わせに、「担当者が不在で、よく分からない」としている。

　風俗事情に詳しい出版プロデューサーの高須基仁氏は、「ストリッパーは日本古来から存在し、憲法の『職業選択の自由』でも保障されている」としたうえで、「出演させるにしても、ロック座も、彼女が執行猶予中というのを鑑みて、いわゆる『ご開帳』など激しい演出は考えていなかったのではないか」とコメントしている。