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2009年06月04日(木)

大月市立中央病院 病床利用率が過去最低
常勤医不足深刻に

 大月市立中央病院(新田澄郎院長)の2008年度の病床利用率は前年度比11・2ポイント減の29・2%にとどまり、過去最低となったことが3日までに分かった。常勤医を確保できず、入院患者を受け入れられなかったのが大きな要因。市は医師確保に努めているが、5年連続で国が求める利用率70%を下回る危機的状況が続いている。
 同病院によると、08年度の入院患者は2万5993人で、前年度に比べ9900人(27・6%)のマイナスとなった。外来患者は7万3578人で、2260人(3・0%)の減。5年前の03年度と比べると、入院患者は6割の大幅減、外来患者も半分近く減った。
 許可病床数(243床)に対し、患者が入院したベッドの割合を示す病床利用率は、昨年度策定した改革プランの目標値を1・1ポイント上回ったものの、20%台と依然として低迷。7割のベッドが利用されていない状況だ。
 国は3年連続で病床利用率が70%を下回った公立病院に対し、病床数の削減などを求めており、市は改革プラン最終年度(11年度)に許可病床数を89床(36・6%)削減する予定。ただ、削減後の病床数で試算しても、利用率は46・1%にとどまっており、国基準を下回る状況が続いている。
 同病院では常勤医の不足に伴い、分娩ぶんべんの受け入れなどを休止している。利用率の改善には常勤医の確保が必須となるが、08年度末の常勤医は7人で、前年度末より1人増にとどまった。



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