栗原市職員を逮捕 都内で覚せい剤密売容疑
宮城県栗原市の男性職員が東京都内で覚せい剤を密売したとして、覚せい剤取締法違反容疑で神奈川県警に逮捕されていたことが3日、分かった。横浜地検川崎支部は5月21日に覚せい剤取締法違反罪で起訴した。栗原市によると、職員は容疑を認めており、市は事実関係が確認でき次第、懲戒処分を検討する。
逮捕、起訴されたのは一迫総合支所産業建設課主事の千葉一幸被告(33)=栗原市若柳=。起訴状などによると、千葉被告は3月20日と4月4日、東京都新宿区のホテルで、知り合いの横浜市の会社員男性(30)=執行猶予付き有罪判決が確定=に覚せい剤計1グラムを計17万7000円で譲り渡したとされる。
神奈川県警高津署が4月7日に会社員を逮捕、供述に基づき5月11日に千葉被告を逮捕した。
市によると、千葉被告は地元の高校を卒業後、旧若柳町役場に就職。庁内調査では、事件とかかわりのある職員は見つかっていないという。佐藤勇市長は記者会見し「事実だとすれば市政、市職員の信用を傷つけるものであり、極めて遺憾。厳正に対処し、綱紀粛正を徹底したい」と謝罪した。
2009年06月04日木曜日
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