2009年5月14日23時48分
【イスラマバード=四倉幹木】アフガニスタン西部のファラ州で今月5日、米軍による爆撃を受けて市民多数が死傷した事件に関して、死者は140人に上り、うち子どもが95人を占める、とアフガン政府調査チームに属する地元国会議員が明らかにした。AP通信が伝えた。
爆撃は、反政府勢力タリバーンの掃討作戦が続けられているファラ州北部バラボルク地区で起きた。APによると、同州選出のオバイドラ・ヘラリ議員らが住民から聞き取り調査を実施して、犠牲者名簿を作成した。駐留米軍は「アフガン側のリストが正しいという証拠はない」と反論している。