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「変わりゆく日常」 写真展「ツインタワー」開催中 (1/2ページ)
東京都中野区東中野の結婚式場「日本閣」がマンション・商業複合施設「ユニゾンタワー東中野」に生まれ変わる様子を撮影した写真展「ランドマーク」が、中野区中野の居酒屋「tokinon 50/1,4」で開催されている。撮影した新宿区の会社員、渡辺英明さん(45)は「都市開発により変わりゆく日常を感じてほしい」と話している。13日まで。
日本閣は大正9年に割烹(かっぽう)料理屋として開業し、昭和10年に結婚式場を開設。プールやレストランもあって多くの住民に親しまれ、渡辺さんも小学生のころプールで遊んだという。地域住民に愛された東中野の名所だった。
そんな日本閣が平成16年7月から、再開発で取り壊されることになった。生まれてから今まで日本閣の近所に住んでいた渡辺さんにとって「東中野にとって歴史的な出来事で、東京タワーが消えてしまうような気持ちがした」と振り返る。
リビングの窓から写真を撮ることができるほど近くに住んでいたことから「町のシンボルが生まれ変わるという目の前で起こる変化を記録しよう」と、11階の自宅マンションから撮影を始めた。
日本閣の解体前から、更地になり、19年12月にユニゾンタワーとして生まれ変わるまでに撮影した写真は2000枚を超えた。「町が生まれ変わってゆく寂しさよりも、次々と変化していく景色に慣れていく自分が不思議だった」と、当時の心境を語る。
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