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韓国でも無差別殺人増加 日本の通り魔事件と類似 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:韓国
【ソウル=水沼啓子】ソウル市内の簡易宿泊施設で20日朝、自室に放火した宿泊客の男に、避難しようとしたほかの宿泊客らが次々と刺され、13人が死傷した事件は韓国社会に大きな衝撃を与えた。こうした面識のない人を狙った無差別殺人は、今年に入って韓国内で今回を含めて4件起きており、韓国紙は日本の「通り魔事件」との類似点を挙げ、その背景などを分析している。
警察によると、容疑者の男(31)は「世の中が自分を無視するので生きているのがいやになった。宿泊代と携帯電話料金などを払えない境遇を悲観して犯行を決意した」と供述しているという。また、男は取り調べには協力的だが「罪悪感をあまり感じていないようだ」という。
男は今年4月までは首都圏内の食堂や駐車場で働いていたが、その後は無職だった。
今回の無差別殺人について、21日付韓国紙、中央日報は「特別な恨みがない不特定多数を狙った」「社会に対する敵意が犯行の動機と推定される」など、日本で相次ぐ通り魔事件との類似点を挙げた。さらに「日本の通り魔事件の犯人は総じて経済的地位が低く、家族や社会と断絶して希望を失った人たちという類型が今回の犯人と似ている」という専門家の話も掲載している。
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