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    中国、民主運動リーダー入国拒否  天安門事件で手配

     【マカオ3日共同】1989年の天安門事件で民主化運動の主役の一人となり、中国公安省から「反革命宣伝扇動罪」で指名手配されて亡命生活を送っていた元学生運動リーダー、ウアルカイシ氏(41)が3日午後、出頭するため、亡命先の台北から空路で中国特別行政区マカオに到着した。入国管理当局が空港で同氏を連行、一室に閉じ込め、入国を拒否し送還すると通告した。

     同氏は、共同通信の電話取材に対し、送還を拒んでいると語った。

     ウアルカイシ氏は、指名手配リストで王丹氏(40)に次ぎ、2番目に挙げられ、フランスや米国でも亡命生活を送り国際的に名が知られる活動家。中国政府は、拘束に踏み切れば、国際社会から強い批判を浴び、国内でも抗議活動に火が付くことを恐れ、送還する方針を決めたとみられる。

     目撃者によると、ウアルカイシ氏が入国審査の際に旅券を提示すると、直ちに入管職員4、5人が現れ取り囲んだ。職員が何かを告げると、同氏は大きくうなずき、連行されたという。

     同氏はマカオ入りを前に台北で「出頭は罪を認めるのではない。公開裁判で中国共産党の事件の責任を追及する」と今回の行動の狙いを語っていた。また「20年間両親に会えず亡命生活を続けてきた。拘束の長期化を予想しているが、老いてゆく親に一目でも会いたい」と述べ、新疆ウイグル自治区ウルムチに住む両親に会いたいという思いも理由と説明した。

     同氏は2004年、知人の葬儀出席のため香港への訪問を認められ、記者会見で、中国を「独裁軍事国家」と批判。同氏が香港を離れた後、中国当局者が「指名手配は永遠に有効。帰国すれば捕まえる」と香港紙記者に伝えたという。

      【共同通信】
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