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「ライオンはシマウマに何か感じるか」…土浦8人殺傷で被告人質問
このニュースのトピックス:土浦8人殺傷事件
茨城県土浦市のJR荒川沖駅周辺で昨年3月、通行人ら8人が殺傷された事件などで、殺人罪などに問われた金川(かながわ)真大(まさひろ)被告(25)の第3回公判が3日、水戸地裁(鈴嶋晋一裁判長)で開かれ、金川被告に対する被告人質問が行われた。金川被告は弁護人から一連の犯行の動機を問われ「死刑のため」と述べた。
金川被告は「死にたいことが先。そのための手段が殺人」と動機を説明。そのうえで、「こんなに裁判に時間がかかるとは思わなかった」と述べた。
被害者への思いを問われると、「ライオンがシマウマを食べるとき、ライオンはシマウマに何か感じるでしょうか」などと独自の論理を展開した。
この日の裁判では、金川被告の父親(60)に対する証人尋問も行われ、父親は「(息子は)当然、死刑になってしかるべき」と語った。
冒頭陳述などによると、金川被告は平成20年3月19日午前、同市中村南の無職、三浦芳一さん=当時(72)=方に侵入し、玄関付近にいた三浦さんを文化包丁(刃渡り約18センチ)で刺殺。指名手配中の同23日午前には、同市荒川沖のJR荒川沖駅構内などで、文化包丁(同約18センチ)とサバイバルナイフ(同約21センチ)を振り回し、阿見町うずら野、会社員、山上高広さん=当時(27)=を刺殺、警戒中の警察官ら7人に重軽傷を負わせたとしている。
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