トヨタ自動車は3日、家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)のリース販売を今年末にも始めると発表した。国内の法人向けに200台、米国と欧州でも各150台程度を販売する計画。トヨタのPHV販売は初めて。一般向けへの販売は未定という。
PHVは3代目プリウスがベースで、駆動用バッテリーはトヨタ初となるリチウムイオン電池を搭載。現在のハイブリッド車(HV)で主に使われるニッケル水素電池と比べて約2倍の出力があるため、近距離では二酸化炭素(CO2)を排出しないモーターのみでの走行が可能となる。
国内でのリース販売は当面、電気自動車(EV)やPHVの普及を目指す経済産業省のモデル事業「EV・PHVタウン」に選定された自治体に限定する。【米川直己】
毎日新聞 2009年6月3日 22時45分