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北京の人民大会堂でガイトナー米財務長官(左)と会談する中国の胡錦濤国家主席=2日〔共同〕

財政赤字半減を中国に「公約」 米財務長官、胡主席と会談

 【北京=高橋哲史】中国を公式訪問したガイトナー米財務長官は2日、胡錦濤国家主席ら中国首脳と会談した。長官はオバマ政権の4年間の任期中に財政赤字を半減させる構想を中国側に伝え、事実上の対中公約とする方針を示した形だ。一方、人民元問題はほぼ素通りした。長官の訪中は両国の経済関係の焦点が「人民元」から「米国債」に代わり、中国に主導権が移ったことを象徴する。

 ガイトナー長官は一連の中国要人との会談で、国内総生産(GDP)比で10%超に膨らむ財政赤字を中期的に3%前後まで圧縮する方針を説明。財政赤字を主因とするインフレでドルが下落し、中国の在米資産の価値が下落するとの懸念の払拭(ふっしょく)を図ったとみられる。 (23:51)

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