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【愛知】

来年度こそ「7対1看護」を 豊橋市民病院が看護師募集を開始

2009年6月3日

病院をPRするパンフレットを手にする看護師ら=豊橋市民病院で

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 豊橋市民病院は来年度に採用する看護師の募集を始めた。患者7人あたり1人を配置する「7対1看護」を目指す。今年で3年目になるが、東三河の市民病院で実現していないのは豊橋市民病院のみとなり、受験生の利便性を図るなどで“3度目の正直”を狙う。

 病院幹部は5月上旬から県内や岐阜、三重両県の看護学校を回り、病院のパンフレットを配布するなどPR活動を始めた。昨年までは試験直前だったが、進路希望が固まっていない学生が多いと見られるこの時期に早めた。

 本年度は初めて、試験日を27日と7月11日の2日間に設定。受験者はどちらか都合の良い日を選べ、他病院と併願する受験生に配慮した。

 本年度の募集は70人。前年度は80人で募集をかけたが、より高い診療報酬を受け取れる7対1看護を目指す他病院との間で奪い合いが起こって、50人の採用にとどまった。

 市民病院は、近隣の病院が「7対1」を実現したことによる奪い合いの沈静化や、本年度の定年退職者が少ないことを挙げ、「今回こそはと期待している。看護の質向上につなげるため、何とか70人を集めたい」と意気込む。申し込みは19日までで、7月末に合否を決定する。

 (安田功)

 

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