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地域医療再生に向け財政補助―厚労省

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　厚生労働省は今年度、「地域医療の再生に向けた総合的な対策」を実施する。医師事務作業補助者の集中配置など、都道府県が実施する対策の費用を補助し、救急医療や医師の確保など、地域医療が抱える課題の解消を目指す。今年度補正予算で3100億円を計上している。

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　同対策では、国からの補助金を原資に都道府県が「地域医療再生基金」（仮称）を設立。二次医療圏ごとに策定する「地域医療再生計画」に沿って、必要な対策に取り組む。計画期間は5年前後で、年度ごとの必要経費は基金から拠出する仕組みだ。

　同省では、地域医療再生計画に盛り込む対策のメニューとして、▽地域内の医療機関の機能強化や役割分担を進めるための連携強化▽医師事務作業補助者の集中配置など勤務医や看護師の勤務環境改善▽短時間正規雇用制度など多様な勤務形態の導入による勤務医や看護師の勤務環境改善―などを挙げている。
　ただ、地域の実情に応じて対策の実効性を担保するため、都道府県独自の対策も補助対象にする。

　地域医療再生計画は、都道府県の医療審議会などが最終決定し、秋までに厚労省に提出する。同省が内容を確認した上で、年度内に対策をスタートさせる。

更新：2009/06/03 15:56　　 キャリアブレイン

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