国立感染症研究所は、豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザに対し、日本人が免疫を持っているかどうかを調べる研究に乗り出す。今回の新型インフルエンザは過去に流行したインフルエンザと性質が似ており、高齢者の一部は免疫を持っている可能性がある。今冬の流行シーズンまでに結論を得て、ワクチン接種などに役立てたい考えだ。
今回の新型インフルエンザウイルスは「H1N1型」と呼ばれるタイプ。1918年に発生したスペイン風邪や、現在も冬に流行する季節性の「Aソ連型」と同じグループに属する。過去にこれらのウイルスに感染した人の一部は新型にも免疫が働き、感染や重症化を防ぐ可能性があるといわれている。
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