2009年5月28日
14歳でデビューし、その後も映画やドラマの話題作に次々と出演。女優のみならず、CMやナレーションなど幅広く活躍する吹石一恵さん。森絵都さんの直木賞受賞作をドラマ化した「風に舞いあがるビニールシート」(NHK)では、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に勤めるヒロインを演じている。同僚と結婚するが、夫がスーダンの最前線へと赴任し、離婚することに。その元夫はアフガニスタンで射殺される……という社会派の作品だ。そんな吹石さんのこだわりは「癒やされる」という「枕」と仕事の合間などに口にする「お菓子」だという。【細田尚子】
「ふわふわでしっとりとした手触りが好きなんです。この質感に癒やされますね」。一番のお気に入りという表面がタオル地でピンク色の枕を手にすると、吹石さんは笑顔になった。「車に載せていて、撮影の合間に眠れそうな時間がある時は、これを持ってスタジオに入るんです」と話す。
自宅用に三つ、移動用に三つの計6個の枕を持っているという。「硬さとか、その日の気分で使い分けてます。飛行機で移動する時は荷物が他にもいっぱいあるので、かさばらないように空気でふくらませる枕を持っていくとか」とこだわる。「枕」が好きというからには、もちろん寝るのは「大好き」で、布団に入ったら眠りに落ちるまで「もう“秒殺”です」と笑う。
もう一つのこだわりは、仕事と仕事の合間に食べる「お菓子」だ。「おやつには精神的にすごく助けられますね。取材が1件終わって次に行くまでの合間にチョコをつまんだり。この1粒にどれだけ救われるかというくらい」と“精神安定剤”の効果もあるようだ。
チョコレートやスナック菓子などいつも何種類か持ち歩き、「スナック系はバリバリっていう歯ごたえが楽しい」と食感も楽しんでいる。一緒に飲むのは、牛乳が多いといい、「牛乳が好きなんです。朝食がパンだったら必ず飲みます」と車で移動中も自身がCMをしているスポーツ飲料と小さなパック牛乳は欠かさないそうだ。
次回は、今回の主演ドラマでは英語交じりのせりふに苦労したという吹石さんの女優の顔に迫る。
<プロフィル>
1982年9月28日、奈良県出身。97年に「ときめきメモリアル」の藤崎詩織役で映画デビュー。01年には初主演映画「あしたはきっと…」が公開。03年の映画「ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス」ではウルトラマンジャスティスに変身する女性・ジュリ役を演じ、話題になった。そのほか、東京国際映画祭グランプリ作品「雪に願うこと」(06年)など多数の映画に出演。ドラマは、02年にテレビ朝日系「SABU~さぶ」(同年11月には映画化)や04年にはNHK大河ドラマ「新選組!」などに出演。08年にはTBS系「ルーキーズ」では教師役に挑戦するなど幅広い役柄を演じている。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の職員役で主演した土曜ドラマ「風に舞いあがるビニールシート」はNHK総合で30日午後9時から放送。全5回を予定。
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