2005年12月01日

螢▲トリー(石川県)の栃木事業所の“怪”営業 その

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公害企業を糾弾する地域住民と密かに営業再開した産廃メーカー

 昨日も書いた看板だが、今日は写真で紹介しよう。なぜ昔の火災事故なのに、ほとぼりが冷めた今でも看板が放置されたままになっているのか。この点を地域住民に聞いたら、次のような言葉が返ってきた。

「最近、また車が頻繁に出入りしているけど、やっぱりあそこをやっている人達が、看板を外すとまた問題にされるのが嫌で、そのままにしているのと違いますか?」

 実はこの工場は火災発生後は暫らくは閉鎖されていたが、操業が再開されたという。調査して見ると本社が石川県白石市にある株式会社・アクトリーなる産業廃棄物の会社が買収したことが判明した。

 この会社は焼却炉のプラント製造販売を手がけており、焼却炉の販売台数では日本でも有数のメーカーということだが、この会社がどのような経緯で、この壬生町のいわく付きの火災工場跡地を購入したのかは、取材を始めたばかりなので分からない。

 しかし、火災事故を引き起こして、営業許可を取り消され、巷では莫大な借金ができたと噂される場所を、あえて購入したその真意に興味がそそられた。

 地域住民は過去の火災を引き起こしたダイレックスという会社は皆知っていたが、この現在操業を再開した螢▲トリーについては誰も知らなかった。これはこの場所で営業を始めるにあたって、地域住民に何らの説明もしていないことを証明していた。

 この看板はダイレックスが火災事故を引き起こした際に、会社側が住民にしっかりと説明をしなかったので、説明がないままに操業が再開されるのを恐れた地域住民の手によって掛けられたものである。

 地域住民を取材中に感じた事は、この看板を放置しておいた方が、会社側(アクトリー)のためと判断した結果ではなかったのか、そう思えてきた。この公害企業を糾弾する看板を掛けた責任者でもある、近所の宿屋のオバサンに取材した。

「こんばんは、ダイレックスの工場の件でお伺いしたいのですが?」
 最初からアクトリーと聞かなかったのは、地域住民の誰一人として、アクトリーの名前を知らなかったからである。

「県は駄目なんですよ。いくら言っても私ら怖い思いしたんですから…まぁ〜上がって下さい」
 のっけから、行政に対する不満を口にした。

 最初、何でも話をして頂けると感じていた私の期待は裏切られた。これまでも何度も公害企業の取材をした時と同じだった。
 何かに怯えているような、警戒しているような、そんな目を向けてなかなか話してくれようとしない。話を伺うと、これまで過去に色々な人が来たが、話を聞いて帰るだけで、何も進展やその後の説明がなかったという。
 どういう意味か詳しくは聞かなかったが、以前に「高崎の方から来た人が悪いこと」をしたという。
 また、それに付け加えて「このような先生が来ているんですよ」と名刺を見せてくれた。偉い方が来ても何も進展はなかったようだ。
 看板については「免許が取り消しになった後、すぐ別の会社に買われるという話があったので付けた」そうだ。
 
 現在、アクトリーという石川県の業者が操業していることを聞くと、このおかみさんもその事実を知らなかった。免許を取り消された会社が、ほそぼそと残務処理をしているように思っていたようだ。
 実はこの思い込みは今回は事件(というか、まだ事実事項)については重要な問題となる。

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central_press at 14:31 │Comments(0)TrackBack(0)clip!環境問題 

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