米ミシガン大学の図書館で見つかった日米間の密約を記した文書 朝鮮有事の密約文書発見 事前協議なしに基地使用朝鮮半島有事の際、米軍が日本との事前協議を経ずに在日米軍基地を使用できるとの1960年の日米間の密約を記した文書が4日までに、米ミシガン大学の図書館で見つかった。日米安全保障条約改定の際に交わされたこの密約の存在は知られていたが、文書そのものが明らかになったのは初めて。 文書は60年6月23日付で、安全保障に関する会合で朝鮮半島情勢を協議した際の藤山愛一郎外相とダグラス・マッカーサー2世駐日米大使の発言を明記。藤山外相は「朝鮮半島で国連軍が攻撃されるという緊急事態が発生した際の例外的措置」として「直ちに実施する必要のある軍事作戦のため、米軍は日本における施設や地域を使用してもよい」と述べた。 これらの密約について日本政府はこれまで存在を否定してきた。 文書は名古屋大大学院の春名幹男教授が入手した。(共同)
【共同通信】
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