日本郵政の西川善文社長 首相、西川社長続投を容認 日本郵政、早期収拾を指示麻生太郎首相は2日、日本郵政の西川善文社長の進退問題に関し、西川氏の続投を認める意向を固めた。同日までの政府部内の調整で、続投に反対する鳩山邦夫総務相は有力財界人の起用を打診したが、首相はこれを拒否し、西川氏続投で早期収拾を図るよう指示した。政府関係者が明らかにした。 鳩山氏は依然、続投を認めない考えを官邸側に伝えているもようだが、首相はこれ以上、混乱が長引くと政権運営にも影響が出かねないと判断したとみられる。 首相は鳩山氏の説得に自ら乗り出すことも辞さない構え。政府関係者は「既に問題は河村建夫官房長官を乗り越え、首相の直接の案件になっている」と指摘した。鳩山氏の対応次第では、同氏の進退問題に発展する可能性もあるとの見方も出ている。 西川氏の進退問題については、日本郵政の指名委員会が5月18日に続投支持を決定。これに対し、日本郵政役員人事の最終的な許認可権を持つ鳩山氏は「かんぽの宿を売却したのは出来レースで不正義だ」などと一貫して西川氏続投を批判。鳩山氏は2日の都内の講演でも「正義という物差しをあてて道を決める」と述べ、西川氏続投は望ましくないとの考えをあらためて強調した。 【共同通信】 |
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)