この年は履修した53人中50人が課題のプログラムを走らせる結果になりました.すべての作業を2008年1月28日(月)の17:50に打ち切りました.過去10年間使えていた学部演習室(情報科学部棟313)を使えないという状況は同じでした.走らせるべき課題はこの年もユークリッドの互除法としました.これで11年目になりました.互いに素な場合と2以上の最大公約数を持つ場合と等しい場合の3通りのすべてで最大公約数(GCM)と最小公倍数(LCM)を求めることができることを要求しました.
2008年3月15日(土)には情報処理学会の第70回全国大会(筑波大学にて開催)のイベント企画にて講演をさせていただくことができました.皆様のご理解に深く感謝いたします.
この年は,私以外のスタッフとして,情報科学研究科・情報工学専攻M2(修士課程2年)の水口雅則(みずぐち・まさのり)君とM1の神田健太(かんだ・けんた)君の2人にTA(teaching assistant)を担当いただきました.
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City-1は殆ど筆者(高橋隆一)ひとりとTAだけで実施した情報工学実験でした.
手前から2人目の白いシャツの学生のように,早く課題をクリアした学生が遅れている学生を自発的に指導してくれていました.学生間での
情報交換も活発に行われていました.City-1は成功している徒弟制度に似ていました.
実施初年度以来,CADツールを含む実験設備の導入管理をひとりで続けたのも筆者でした.
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