孫文が眠る陵墓「中山陵」を墓参した台湾与党、国民党の呉伯雄主席(右端)=1日、中国江蘇省南京(共同) 孫文の教えで中国に関係強化訴え 国民党トップ、南京で墓参【南京1日共同】台湾与党、国民党の呉伯雄主席は1日、党の創設者で中国革命の父である孫文が江蘇省南京の陵墓「中山陵」に埋葬されて80年を迎えたのを記念して墓参し「孫文先生の思想は中台共通の精神的遺産。先生が掲げた『中華(民族)の振興』を目指し頑張りたい」と中国側に関係強化を呼び掛けた。 「天下為公」(天下をもって公と為す)との政治理念を掲げ、中華民族の団結を訴えた孫文は「中台が尊敬する偉人」(国民党関係者)。呉主席は昨年5月にも南京を訪れ、中台関係の改善を願う姿勢をアピールしている。今回の訪問にも、馬英九総統の「代理」(同)として中国側にさらなる関係発展を促す狙いがある。 国民党は台北にある国父記念館でも記念行事を開催中。2日からは上海に残る孫文の旧居で、同党が中国側に資料を提供した上での初めての中台合同展覧会が開かれる。 【共同通信】 |
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