牛丼バーガー330円。開発に1年を要したという一品。吉野家の牛丼そのままの味わいだ。 (画像クリックで拡大)

沖縄吉野家(沖縄県浦添市)では、2009年4月17日より沖縄地域限定で「牛丼バーガー」を試験的に販売開始。天久店、宜野湾店、名護バイパス店、うるま志林川店と、現在4店舗のみでの販売ながら、徐々に評判が高まってきている。この牛丼バーガー、試験的販売ということでまったく宣伝していない。にもかかわらず、1日1店舗あたり平均20個ほど出ており、現在まで売り上げ全体の約4%を達成。目標は全体の売り上げの5%だが、通常の新商品は3%ほどなので、手ごたえは上々とのことだ。沖縄県は1人当たりのファストフード店舗率が日本一高いことから試験販売を行うことが多い。「県内初のドライブスルーの新店舗をオープンしたこともあり、手軽に簡単に食べられる商品として牛丼バーガーを試験販売することにした」(沖縄吉野家代表取締役・仲嶺邦文氏)。牛丼のつゆで炊き上げたライスのバンズに、牛丼の肉、千切りのレタスなどの具が挟まっている。牛丼と同じく紅ショウガと七味唐辛子がついてくる。かぶりつけば、まさしく「吉野家の牛丼」そのままの味が口の中に広がり美味。テイクアウトもできるので、牛丼好きな男性はもちろん「一人ではお店に入りにくい……」という女性にもおすすめだ。「まだまだ課題はありますが、次の目標は沖縄県内全域への展開」(仲嶺氏)。沖縄から全国に、新たなファストフードメニューが広がるか!?(文/稲嶺恭子)