ブラジルを出発後、消息を絶ったエールフランスの旅客機A330の同型機(エアバス提供・AP=共同) 228人乗り仏旅客機不明 墜落か、大西洋で捜索【パリ1日共同】ブラジルのリオデジャネイロからパリのシャルル・ドゴール空港に向かっていたエールフランス447便A330-200(乗客乗員228人)の機影が1日、大西洋上でレーダーから消え、消息を絶った。同空港当局者が明らかにした。 エールフランス首脳は同日「われわれは恐らく航空機の大事故に直面している」と述べ、墜落した可能性を強く示唆した。同社幹部は、不明機が乱気流の中で落雷に遭い、機能不全に陥った可能性を示した。 フランスのボルロー・エコロジー相は乗客の大半はブラジル人で、フランス人が40人弱、ドイツ人が20人超と述べた。リオデジャネイロの日本総領事館によると、日本人は搭乗していなかった。 不明機が連絡を絶った大西洋のブラジル領フェルナンドデノロニャ諸島付近で、ブラジル軍が機体の捜索を続けている。同諸島はブラジル北東部の都市ナタルから約400キロの大西洋にある。セネガルのダカールからはフランス軍機が捜索に向かった。 乗客216人(男性126人、女性82人、子供7人と乳児1人)と乗員12人が搭乗した不明機は現地時間5月31日午後7時29分(パリ時間6月1日午前0時29分、日本時間同7時29分)にリオデジャネイロを出発。 エールフランスによると、パリ時間1日午前4時ごろ、不明機から「乱気流に巻き込まれた」との連絡があった。午前4時14分、不明機が自動発信で「電気系統が故障」との信号を送った後、交信ができなくなった。ブラジル空軍の専門家によると、墜落したとすれば、フェルナンドデノロニャ諸島から東に最大で300キロの地点という。同機は同日午前11時10分にパリに到着予定だった。 【共同通信】 |
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