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児童ポルノ:作成した元教諭に刑猶予--徳島地裁

 女子中学生を脅して児童ポルノ画像を作成したとして強要と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の罪に問われた山口県宇部市にある宇部フロンティア大付属香川高の元教諭、岩本崇之被告(33)=既に解職=の判決が15日、徳島地裁であった。武田正裁判官は懲役2年執行猶予4年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。

 判決によると、岩本被告は08年9月23日、インターネット掲示板に「下着を売る」との書き込みをした徳島市の女子中学生から、名前や住所などを聞き出し、「親や学校に知られたくなければ携帯電話で自分の裸の写真を撮って送信しろ」などと脅迫。18歳未満と知りながら、自分のパソコンにわいせつな写真を11回送らせ、児童ポルノ画像を製造した。

 岩本被告は、同21日に滋賀県彦根市の女性(当時17歳)から3枚、22~23日にも横浜市の女性(同15歳)から8枚のわいせつな写真を18歳未満と知りながら送らせて保存し、児童ポルノ画像を製造した。

 武田裁判官は「教職も解雇され一定の社会的制裁を受けている」と量刑理由を述べた。

毎日新聞 2009年5月16日 西部朝刊

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