2009年5月31日13時27分
喫煙カフェ「CAFE TOBACCO」の店内=東京・新橋、細川卓撮影
31日は世界禁煙デー。広がる禁煙の動きのかげで、肩身の狭いスモーカーに照準を合わせた「喫煙カフェ」が都内に出店し、愛煙家たちの安らぎの場として盛況だ。
先月、東京・JR新橋駅前にオープンした「CAFE TOBACCO」。有楽町店に続く2号店で、入り口には「お子様連れの方や、20歳未満の方はご遠慮頂ければ幸いです」と張り出されている。
1階から3階までの44席はすべて喫煙席。平日の昼時は近くに勤める会社員を中心にほぼ満席という。すみ分けの場所を作ることで、店は「禁煙とは逆の道に商機があると考えた」という。
5台の空気清浄機を設置しているため、ほとんど煙は漂っていない。会社の休憩時間に訪れた男性(42)は「街の喫煙スペースがどんどん狭くなっているので、こういう場所があればありがたい」と喜ぶ。