福岡市教委は29日、元教え子の女子高生と性的関係を持ったとして、市立中学校の男性講師(27)を懲戒免職にした。講師は「申し訳ないことをした」と話しており、女子高生の両親は福岡県警への告訴を検討しているという。
市教委によると、講師は以前勤務していた市立中で授業を担当した女子生徒と卒業後に交際し、18歳未満と知りながら性的行為をした。女子高生の携帯電話のメールを見た両親が気づき、講師の勤務校に5月上旬に連絡して発覚したという。
これとは別に、市教委は過去11年間に内浜中(西区)に在籍した生徒延べ約2500人分の内申書のコピーなどを自宅に持ち帰り、4月に家庭ごみと一緒に捨てたとして、同中の前教頭(47)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。
一方、同市は29日、女性の胸を触ったとして、県迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで県警に現行犯逮捕された市東区役所の係長(53)を停職3カ月の懲戒処分にした。
=2009/05/30付 西日本新聞朝刊=