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世界500大企業に韓国から5社がランクイン

世界各地で企業が危機迎える中、「好成績」の韓国企業

 昨年9月に米国発の世界金融危機が発生してから8カ月半たった。

 その間、ピンチをチャンスに変え、さらに成長した企業があったかと思えば、ピンチを乗り越えられずにそのまま足踏みしたり、後退したりした企業も多かった。だが、幸いにも韓国を代表する各企業はこれまで善戦している。英フィナンシャル・タイムズ紙が今年3月31日の時価総額(株数×株価)を基準に先月30日に発表した全世界上位500社ランキング「フィナンシャル・タイムズ・グローバル500」には昨年同様、韓国企業5社がランクインした。このうち4社は順位が上がり、1社は下がっている。

 サムスン電子(時価総額656億ドル=現行レートで約6兆2500億円、以下同じ)は昨年より7ランクアップの51位、ポスコ(229億ドル=約2兆1820億円)も5ランクアップの193位だった。また、韓国電力は69ランクも上げ424位。SKテレコムは449位で、500位以内に2年ぶりに返り咲いた。

 未来アセット証券のファン・サンヨン・リサーチセンター長は「サムスン電子は、ドイツの半導体企業キマンダの破産をはじめ世界各国のライバル企業の不振や、ウォン安の影響を受けた」と分析している。ポスコは不況の余波で世界の鉄鋼業界の稼働率が下がっているのにもかかわらず、しっかりとした財政構造が評価され、金融危機前の株価水準を保っている。韓国電力とSKテレコムはインフラを基盤とする安定した収益を武器に、株式市場下落の影響を最小限にとどめた。ただ、現代重工業は世界の造船業を襲った不況の波を避けきれず、昨年の319位から今年は466位に順位を下げた。

 今年の1位は、昨年に続き、昨年前半の原油高の影響を受け業績が良かった米石油関連企業エクソンモービルだった。中国の石油関連企業ペトロチャイナも昨年続き2位だった。

ソン・ジョンミン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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