県内ニュース
イブニング・シックス
中学生の息子殺害 母親に懲役10年求刑(06月01日)
今年3月会津坂下町で中学生の息子を殺害したとして殺人の罪に問われている母親の裁判で母親は起訴内容をすべて認めました。殺人の罪に問われているのは会津坂下町束松(たばねまつ)の無職小畑(おばた)千賀子(ちかこ)被告51歳です。起訴状によりますと小畑被告は今年3月、自宅で寝ていた息子の裕輔(ゆうすけ)君当時13歳の首を腰ひもで絞めて殺害したとされています。きょう開かれた初公判で小畑被告は起訴内容をすべて認めました。検察側は「経済状態や自分の健康面から将来を悲観して殺害に及んだ」と指摘。犯行は身勝手極まりないなどとして懲役10年を求刑しました。これに対し弁護側は被告は反省しているとして情状酌量を求めました。
2度のホスゲン漏れ 昭和電工が操業再開(06月01日)
去年、有毒ガスのホスゲンが漏れる事故が起きた会津若松市の工場がきょうから操業を再開しました。会津若松市の「昭和電工(しょうわでんこう)東長原(ひがしながはら)事業所」では、去年8月と11月に有毒ガスの「ホスゲン」が工場の外に漏れ出す事故が起き、県が施設の使用を停止するよう指示する行政指導をしていました。昭和電工では、その後、再発防止に向けた対策を検討していましたが、施設の安全性が確保され、住民の理解も得られたとしてきょうから操業を再開しました。今回の事故の原因は、作業員の機械の操作ミスだったことから、工場では、誤った操作をした場合は、機械が作動しない仕組みを導入したということです。昭和電工では、「安全管理を徹底して信頼回復に努めたい」としています。
直轄事業負担金 福島県にも明細示される(06月01日)
国の公共事業費の一部を地方が負担する「直轄事業負担金」の使い道が不透明だとして都道府県が詳細を示すよう求めていた問題で福島県にもきょう具体的な明細が示されました。全国知事会は、国の公共事業の一部を地方が負担する「直轄事業負担金」の使い道が不透明だとして、昨年度の内訳を先月末までに明らかにするよう国に求めていました。きょう県に提出された資料によると昨年度の負担金およそ283億円のうち、およそ13億4000万円は国の出先機関の職員の人件費に充てられたことがわかりました。また、国の出先機関の建物の修繕や宿舎の借り上げのために、およそ2450万円が使われていました。県では、こうした負担に問題がないかどうか、近く、国の担当者から詳しい説明を聞くことにしています。一方、国土交通省は、職員用のマッサージ機の購入など事業と直接関係がない福利厚生費には負担金を使っていないとしています。
上村愛子選手も参加 モーグルチーム合宿(06月01日)
目指すは来年のバンクーバーオリンピックです。フリースタイルスキーモーグルの全日本チームがきょうから猪苗代町で合宿を行っています。今回の合宿には、ことし3月の世界選手権・猪苗代大会で2冠を達成し、バンクーバーオリンピック・代表に内定した上村愛子選手や地元・チームリステルの上野修選手など全日本のメンバー9人が参加しました。注目の上村選手はウォータージャンプの練習は今シーズン初めてだということで、空中でのバランス感覚を入念にチェックしていました。また地元チームリステル所属の上野修選手は、ソルトレイクシティオリンピックの金メダリスト・ヤンネ・ラハテラコーチの指導を受けながら、練習に取り組んでいました。猪苗代町での合宿は今月11日までで、今月末からはカナダで雪の上でのトレーニングを行うことになっています。
逃げた犬が通行人襲う 飼い主を書類送検(06月01日)
ことし4月、白河市で逃げ出した大型の犬が女性2人に噛みついてケガをさせました。警察はきょう、犬の管理を怠っていた容疑で飼い主を書類送検しました。書類送検されたのは白河市に住む36歳の男性です。この男性が飼っていたシェパードはことし4月、男性の家から逃げ出し女性ふたりに噛みついて軽いけがをさせました。白河警察署によりますと男性は犬を丈夫な綱や鎖でつなぐ義務を怠った上、飼い犬に法律で定められている狂犬病の予防注射を受けさせていなかった疑いが持たれています。一方、泉崎村でも4月に54歳の男性が飼っていた大型犬が逃げ出し、近くの鶏小屋のニワトリを噛み殺す被害も出ていて警察はこの犬の飼い主もきょう、書類送検しました。
きょうからレジ袋有料 一部で足並みに乱れ(06月01日)
レジ袋の使用を減らすため、これまで無料で配っていた袋を有料にする取り組みが、きょうから県内全域で始まりました。しかし、一部の地域では、店の足並みが揃わず、スタートを見合わせる動きも出ています。きょうからレジ袋の無料配布をやめたいちい福島西店ではマイバックを持って買い物をするお客さんの姿が多く見られました。この店では、希望するお客さんにはレジ袋を1枚3円で販売しています。県では、環境対策としてスーパーなどの小売店や消費者団体と協力しながらレジ袋削減の準備を進めてきました。当初の予定では、きょうから県内186の店が有料化するはずでしたが、実際に始めたのは159店。その理由は、地域での「足並みの乱れ」です。大手スーパーのヨークベニマルは郡山市など一部の店舗で地域に参加しない店があるなど足並みが揃っていないことを理由に有料化を延期。リオンドールとブイチェーンも一部の店舗できょうからの実施を見送りました。これを受けて消費者団体では、きょう、県に対して県全体での有料化を促すよう申し入れを行いました。県では、今月中旬に関係者を集めて会議を開き、参加する店が少ないなど取り組みが遅れている地域の対策について話し合うことにしています。
南会津町の中学校教師がスーパーで万引き(06月01日)
また教職員の不祥事です。南会津町の中学校の男性教師が会津若松市内のスーパーで万引きしていたことがわかりました。万引きをしていたのは南会津町の中学校に勤務する40代の男性教師です。南会津町教育委員会によりますとこの男性教師は先月24日午後4時ごろ会津若松市内のスーパーで子供用の靴など合わせて6点1万8千円相当を万引きしたということです。男性は店から出たところで警備員に取り押さえられましたが、代金を払うことで店側と示談したということです。しかし、翌日になって保護者と名乗る匿名の電話があり発覚しました。男性教師は「なぜ万引きしたかわからない。申し訳ないことをした」と話しているということです。
新緑の下で野点 会津美里でふれあい茶会(05月31日)
会津美里町では新緑の中で気軽に茶道を楽しむ催しが開かれました。この催しはお茶を楽しみながら町の歴史や文化に触れてもらおうと毎年この時期に開かれています。街中には6つの茶席が設けられ、直径30センチ以上もある会津本郷焼の器でお茶を味わう「大茶盛(おおちゃもり)」では、参加した人が顔よりも大きい茶碗を両手で支えて口元に運んでいました。また、地元の高校生が授業で作った茶碗を使ってお茶を立てる「薄茶席(うすちゃせき)」も開かれました。きょうは時折、雨が降るあいにくの天気となりましたが、訪れた人たちは、新緑の中でゆったりとお茶を味わっていました。
低農薬で栽培…磐梯町で酒米の田植え(05月31日)
農薬や化学肥料を減らして栽培する酒米の田植えが磐梯町で行われました。この酒米づくりは榮川酒造が地元で生産されたコメで日本酒を作ろうとJAと協力をして取り組んでいるものです。田植えは磐梯町にある40アールの水田で行われ、およそ50人の参加者が苗を植え付けていきました。植えられたのは「美山錦」(みやまにしき)という品種で、日本酒にすると深みのある味に仕上がるということです。こちらの水田では、農薬や化学肥料を通常より3割ほど減らして稲を栽培をすることになっていて秋に収穫された酒米は、工場で醸造され、純米酒として販売されることになっています。