本日は、当社にとって大きな懸念事項のひとつであります、あおぞら銀行をエージェントとしたシンジケートローン契約中の財務制限条項に関する対応について、ご報告申し上げます。
このシンジケートローンは、当社が契約したシンジケートローンの中でも最大のものであり、今期の業績推移から、契約中の財務制限条項抵触が確実となる借入であります。厳密には、まだ財務制限条項抵触は確定しておりませんが、通期の監査報告書の取得のためにも、あおぞら銀行に対しては、今後の対応に関して、前倒しでご相談とお願いをしておりました。
当社として、最大限できることについて、あおぞら銀行にお伝え申し上げたところ、この度、期限の利益喪失請求猶予についてご承諾いただける旨、回答がありましたので、株主の皆様にご報告申し上げます。
本件に関しましては、あおぞら銀行だけではなく、多くの他金融機関にもご迷惑をかけることとなってしまいました。借入をお願いした時には、少しでも業績を伸ばそう、一株利益を上げよう、そして、株価を上げて株主に喜んでもらおう、と思い、鼻息荒く事業に取り組んでおりました。このような、もっと成長しなければ、という強い意志が巨額借り入れの背景にあり、大いに反省すべきことですが、不動産市況はまさに前代未聞のペースで悪化し、空前絶後、阿鼻叫喚の現況と申し上げても過言ではありません。当社といたしましても、ここまで金融機関にご迷惑をかけるようなことになるとは、全く想定しておりませんでした。
ここは「成長」というキーワードを「回復」におきかえ、金融機関の当社に対するご理解にきちんとお応えすべく、監査報告書の取得と、上場の維持を最優先事項とし、分譲事業において、コツコツと着実に傷をいやす所存であります。株価の回復に関しましては、引き続き、お待たせすることになろうかと思いますが、分散投資と現物取引を念頭に、保有していただければ、これに勝る喜びはありません。
(敬称略)