社長メッセージ



代表取締役社長・小出泰啓

株主の皆様へ

株主の皆様におかれましては、当社の財務状況についての強いご懸念をお持ちかと存じます。また、シンジケートローン契約にかかる、期限の利益喪失についての注記をご覧になられ、驚かれたに違いありません。

このような状況になってしまった事に対して、幾重にもお詫び申し上げます。「お詫びは聞き飽きた。」「これからどうするのか。」という株主様よりのお叱りのお言葉、お問い合わせに対しまして、近況をご説明申し上げます。

まず、最も緊急を要しておりました、みずほ銀行を主幹事としたシンジケートローン契約中の、期限の利益喪失への対応に関しましては、5日金曜日に発表いたしました内容をご覧ください。 これにより、一括返済の請求はご猶予いただき、従前通りの返済を継続する事となりました。

今後、同様に期限の利益喪失に該当する見込みであります、他借入契約に関しましては、当社の経営状態を参加行に真摯にご説明申し上げ、株主の皆様のご懸念を解くべく、同様に努力いたします。

資金繰りに対するご懸念を解く努力の一環として、借入による資金の確保も行ってまいる所存であります。本日は、まず三井住友銀行より、20億円の融資を受けました。概要につきましては開示資料をご覧ください。当社の収益体質が大きく流動化案件に依存していたにも関わらず、地方衛星都市に特化した当社の分譲物件が、このような環境であっても、毎月徐々に販売されていることが、評価の対象になったのでは、と認識しております。

当社の手元流動性は十分確保されておりますが、引き続き、極めて強い危機感を持ち、在庫の現金化、固定費の削減、利益率の維持に必要な対策を進め、このような株価であっても当社を信じて下さっている株主の皆様のご期待に応えるべく、今後も獅子奮迅の精神をもって、立て直しを図ります。

ここまで来ることができました背景には、銀行・取引先の皆様の多大なご協力があります。この場をお借りして、関係者の皆様に深く御礼を申し上げます。

(敬称略)

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