今朝の「スーパーモーニング」で、「御殿場事件」の最新情報をお伝えしました。

昨年８月、東京高裁は少年たちに有罪判決を下したのですが、その根拠となったのが、

「御殿場市小山町広域行政組合・消防本部」

と、

「御殿場市役所・農業研修センター」

の２箇所で記録された、犯行時間帯「雨量０ミリ」のデータです。

この２つのデータにより、「犯行時間帯に雨が降ったと断定できない」としたんですね。

ところが！

この２つのうち、「消防本部」のデータについては、明らかに間違いであり、犯行時間帯の雨量は「２．５ミリ」であったことが判明しています。
詳しくはこちら
http://yaplog.jp/nagano/archive/362


さらに！

この春、もうひとつの根拠だった、「農業研修センター」のデータについても、担当していた御殿場市役所の職員が、

「１２時間記録紙がズレていると断定できないので、訂正してほしい」

と、裁判所に陳述書を提出したのです
（ズレについてもこちらを
http://yaplog.jp/nagano/archive/362）

驚いたことに、この職員さん、以前、すでに警察に対して「１２時間ズレは断定できない」と訂正を申し入れていて、てっきり訂正されたものだと思っていたとのこと。

警察、無視されはったんでしょーか


つまり！

高裁が有罪判決のよりどころにした、２つの「雨量０ミリ」データは採用不能となったわけです。


高裁判決のあと、被告の少年たちは即日上告しましたが、あれから１０ヶ月、最高裁からは、いまだ何の連絡もありません。

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