週末も御殿場でした

２年前から取材をしていた「御殿場事件」。久しぶりに会った、被告の少年たちはすっかり青年になっていて、受け答えも大人なので、改めて時の流れを感じます。

ある日突然、強姦未遂の犯人として連行されたときには高校生だったのが、もう２０歳なのですね。

彼らはその間、ずっと無罪を訴えつづけてきたのだけど、高校を中退せざるをえず、大学進学や、就職も諦めなければなりませんでした。

今回の事件で、キーポイントとなる天候。

前回も書いたけど、新しい犯行日とされた２００１年９月９日、御殿場には台風が近づいていて、その日は朝から夜まで雨が断続的に降り続いていた、という記録が残っています。

犯行時間といわれている２１時から２２時も、犯行現場となった公園周辺にある雨量計から、３ミリの雨が降っていたことがわかっている。

しかし、判決理由では、「現場には犯行時間、雨が降っていなかった可能性もある」と書かれ、芝生に押し倒されて乱暴を受けたという少女が「服が濡れたり、汚れたことはない」と、証言していることとの矛盾には触れずじまい。

１２月１８日（日）に放送する「ザ・スクープ・スペシャル」で詳しくお伝えしますが、今回、「本当に僕たちはやっていない」と訴える被告の２人が、顔を出してインタビューに答える決心をしました。

みなさんも、是非ご覧になって、警察、検察、そして、司法制度の問題を、一緒に考えてほしいな、と思います。

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