岡山放送局

2009年6月1日 18時34分更新

新インフル学校休業は個別判断


岡山県は県内で新型インフルエンザの発生が確認された場合、学校などに休業を要請するかどうかは、感染が拡大するおそれを個別に見極めることで判断する方針を決めました。

岡山県は1日、知事や幹部らおよそ40人が参加して新型インフルエンザの対策本部会議を開きました。

この中で石井知事は、「全国的に患者数の増加はゆるやかになっているが、発生地域は広がっていて岡山県でも予断を許さない。県内で発生した場合の対応を決めておき、万全の体制を作りたい」と述べました。

会議では、県内で患者が確認されたとき、その患者が学校や保育施設などに通っていて、感染がさらに拡大するおそれがある場合には、地域を決めて学校や保育施設に休業を要請するとともに、県内で行われるイベントやスポーツ大会の主催者には開催の再検討を促すなどの対応を取ることを決めました。

一方で、患者が児童や生徒でなかったり、患者と接触した人が限定的だった場合などは、学校や保育施設の休業はせずイベントなどについても通常通り行うとし、感染が広がる恐れに応じて2通りの対応を取ることになりました。

今回の方針について石井知事は「実際に発生した時にどちらの対応を取るかはケースバイケースで判断し、柔軟に対応していきたい」と話しています。