真道ゴー、故郷でTKO勝利 女子Sフライ級6回戦
年内の東洋太平洋タイトル挑戦へ4回TKO勝利した真道ゴー |
◆ 年内にも東洋太平洋女子王座挑戦へ ◆
東洋太平洋女子スーパーフライ級8位・真道ゴー(21=クラトキ)が5月31日、和歌山市で6回戦に臨み4回TKO勝ちした。韓国女子バンタム級4位・李恵林(25)に2回、左ボディーで流れをつかむと連打で仕留めた。「ボディーが効いてたのは分かった。地元で勝ててうれしい」。連続KOは3試合に伸びたがデビュー戦は4回判定負け。故郷ではそれ以来のリングとあって感激も格別だった。
特攻服を着た不良少女は高校でバスケットに熱中して強豪・天理大へ進んだ。しかし周囲との競技にかける温度差の違いに悩み、2年で中退。休学中に出会ったボクシングへ転向した。キャリア1年半での躍進。世界王者・長谷川穂積は「迫力あるボクシング」と称賛する。陣営では年内に東洋太平洋女子同級王座に挑戦させる青写真を描いている。
★真道 ゴー(しんどう・ごー)1987年(昭62)7月18日、和歌山市出身の21歳。和歌山北高の体育科から天理大へ進み、バスケットボール部に所属したが2年で中退。2007年12月にクラトキジムへ入門した。昨年5月にプロデビュー。1メートル68の右ボクサーファイター。通算戦績は3勝(3KO)1敗。
[ 2009年6月1日付 ]
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