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スパナ準備・椀に唾液…不可解な行動 蟹江一家殺傷事件(2/2ページ)

2009年6月1日17時0分

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 洗面所や風呂場では、水を張った浴槽に血を洗ったような毛布やタオルのほか、帰宅時に履いていた勲さんの靴が片方だけつかっていた。洗濯機のそばには脱水後の洗濯物があり、洗濯槽にも血がついた衣類が残されていた。

 犯人像の絞り込みが難航するなかで、有力な物証も見つかっている。

 一つは、1階トイレ前の廊下で見つかった椀(わん)に付着した唾液(だえき)から検出された犯人のものとみられるDNA型だ。喜保子さんが家族のために用意した夕食のみそ汁を犯人が飲んだらしい。

 そして、スパナと一緒に見つかった犯人のものとみられるパーカ。においがきつく、汚れも目立ち、長期間着用されていたとみられる。

 現場に駆けつけた警察官や勲さんの目撃証言によると、犯人は20〜25歳前後。身長は170〜175センチ。短髪で、黒っぽい服を着ていた。

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