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「最も危険な検索語」リスト、McAfee が発表McAfee が、『The Web's Most Dangerous Search Terms (PDF ファイル)』(Web で最も危険な検索語) のリストを発表した。中には意外な言葉も数多く挙がっている。
検索に伴うリスクに関してはつい先日も、セキュリティ関連会社 Panda Security がレポートを発表し、最近マルウェア作成者が検索エンジン最適化に精通するようになり、自作の検索エンジンを構築する例まであると指摘したばかりだ。今回の McAfee のリストは、合法的な検索エンジンのみを対象としている。 McAfee によると、ダウンロード可能なコンテンツ、特にスクリーンセーバー、歌詞、無料デジタル音楽などを検索するユーザーは、マルウェアをダウンロードしてしまう危険性があるという。今回の調査は、人気の高い検索キーワード2600件余りを対象に行なったものだ。人気キーワードの特定には、米国内の検索については複数の検索関連ソースを、米国外については Google が提供する検索キーワードのランキング『Google Zeitgeist』を用いた。 McAfee はそれぞれのキーワードについて、Google、Yahoo!、Microsoft の『Live Search』、Ask.com、AOL という5つの検索エンジンを対象に、それぞれの検索結果の最初の5ページ、計25ページ分の安全性を調査した。 その結果、最も危険性の高い検索語はダウンロード コンテンツに関連するものだということが判明した。中でも、世界的に最も危険な検索語の1つは「lyrics」(歌詞) で、米国、カナダ、オランダ、ニュージーランドの各国で上位10位内にランクインした。 米国で最も危険性の高い検索語には、「free music downloads」(平均危険度20.7%)、「game cheats」(同16.3%)、「word unscrambler」(同16.1%)、「lyrics」(同14.8%) などが挙がった。 さらに詳細なキーワード分析を行なうため、McAfee はオンライン調査会社 Hitwise のデータを基に、米国で人気の高い12のキーワードについて、そのキーワードの様々なバリエーションまでをも含めた危険度リストを作成した。それによると、群を抜いて最も危険度の高いキーワードは「Screensavers」で、平均危険度は34.4%だった。以降、「Free Games」(平均危険度 6.8%)、「Work From Home」(同3.1%)、「Rihanna」(同2.4%)、「Wekbinz」(同1.9%)、「Powerball」(同1.5%)、そして「iPhone」および「Jonas Brothers」(同1.2%) の順となっている。 また、キーワードはいくつかのカテゴリに分類されているが、その中で最も高い平均危険度を示したカテゴリは「free」(7.3%)で、これに「lyrics」(5.1%) が続いた。 関連記事 最新トップニュース
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