めがひっとのメディア論 by RJQ.JP
  2009年5月29日記載 最新記事リストの戻る
  津軽海峡フェリー、期間限定で高速フェリー復活
  最近、当サイトの一般道路情報内にある北海道へのアクセスページの検索ヒットが増えている。おそらく今年の夏、初めてマイカーで北海道遠征を考えている人が増えているのではないかと思われる。マイカーで本州から北海道へ上陸するのはフェリーしか手段がない。

東日本フェリー事業撤退に関連して、超高速船フェリー「ナッチャンシリーズ」2隻の運航が停止してから早数ヶ月。当該フェリーは外国へ転売されるとの情報が流れる中、今月前半のGWでは青森港にはナッチャンWorldが、函館港にはナッチャンReraがそれぞれ停泊したままだった。

これらの高速船は、通常のフェリーだと青森〜函館港間を3時間40分かかるところ、わずか2時間で結ぶことができる反面、大量の燃料を消費し、燃費面でのコスト負担が大きく採算性が合わないとされてきた。東日本フェリー破綻の要因にもなった原油高騰と低燃費による高速船の運航が引き金となったとされる。

事業を継承した東日本フェリーの親会社、道南自動車フェリーは、知名度が低く本州と北海道を結ぶフェリー会社である認知度を上げるために、フェリー名称を「津軽海峡フェリー」へと変更し、運航会社名の知名度が低くてもどの区間を運航しているフェリーであるかはすぐに解るように変更された。

原油はここ1ヶ月、ジワリと上昇し続けており、再び投機マネーの流入が垣間見るよからぬ状況であるが、このほど夏の繁忙期に限り、高速船フェリーが一日2往復「ナッチャンWorld」が復活することとなった。一度は諦めた高速フェリーに再び乗船可能になるのは喜ばしい限りだ。運航期間は7月18日から9月30日の間とのこと。

なお、巡航時間は2時間45分。本来の全能力を出せば2時間で済むところ45分余分に掛かる巡航時間に設定したのは燃費効率を考えてのことと推測される。本来の全能力を体験できないのは残念だが期間限定復活を試みる経営姿勢は評価したい。料金設定は普通乗用車5m未満で21000円。通常フェリーより1000円高い設定となっている。
   

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