米ミズーリ州、中絶手術担当医が教会で射殺される
[カンザスシティ(米ミズーリ州) 31日 ロイター] 米ミズーリ州ウィチタの教会入り口で31日、論争の的となっていた妊娠後期の中絶手術を担当していた医師が射殺された。警察は容疑者の男の身柄を拘束したと発表した。
ウィチタ警察のスポークスマンによると、射殺されたのは、長期にわたって反中絶活動家の標的となっていた医師のジョージ・ティラーさん(67)。容疑者の51歳の男は1日、殺人と2件の加重暴行罪で起訴される見通し。
カンザス州ウィチタにあるティラーさんのクリニックは、米国内で数少ない妊娠後期の中絶手術を行っていることから、反中絶活動家による非難の的となっていた。1985年には爆弾による攻撃を受け、1993年にはティラーさんが撃たれてけがをする事件も起きていた。
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