新型インフル
検疫支援終了へ
防衛省は5月25日、成田国際空港検疫所で新型インフルエンザ対処の検疫支援を行っている自衛隊医官らの派遣を6月1日で終了すると発表した。
政府の新型インフルエンザ対策本部(本部長・麻生太郎首相)会議で水際対策のあり方が見直され、機内検疫は明確な症状のある乗客の搭乗が事前確認された場合などに変更されたことを踏まえた措置。
成田の検疫支援は4月30日に医師、看護師ら32人で開始。5月6日に准看20人が追加派遣され、途中、要員の一部交代をはさみ同22日まで医師11、看護師19、准看護師16、臨床検査技師6の52人体制で行われた。
防衛省では厚労省と派遣の段階的縮小を調整し、23日に25人、26日に20人が撤収。同日、新たに8人を派遣して、医師6、看護師4、准看護師4、臨床検査技師1の15人体制とした上で、27日に医師が、6月1日に全員が撤収する。
5月26日現在、WHOが新型インフルエンザの感染を確認した国・地域は47で厚労省による日本の感染者数は350人。