ファミコン小市民への道1

ドライブベルト代用品の製作
ここで紹介する代用品はビニールテープ(絶縁テープ)の粘着面を貼り合わせて輪を作ったものである 

近代芸夢懐古禄主人しぐの氏による
ディスクベルトの規格に関する報告により
幅0.1インチ(2.54ミリ)、内径8.75インチ(222.25ミリ)
ということが分かったのでデータを修正しました。
情報thanx!!
 
以下の作業はくれぐれもファミコン小市民各自の責任のもと、慎重に作業を行って欲しい。
もしディスク本体に不都合が起こっても代表は責任を持てませんのであしからず。
怖いと思った人は任天堂からベルトを取り寄せる、または修理を依頼することをオススメする。

用意するもの
         「ビニルテープ(絶縁テープ)」セロファンテープはダメよ
         「はさみ」(まっすぐ切れるやつ)
         「正確なものさし」(出来れば30cm以上)
          「細めの油性サインペン」(テープに印をつけるために使う

*ビニルテープには様々な色のものが存在するが
色付きよりも、「透明」の方が比較的伸びにくく適しているようである。
 

手順

ビニールテープの切断
1.まず、ビニルテープを24.5〜25.0cmの長さに切る。
  切り口はなるべく長辺に対して直角がよい。

  *色付きのものを使用する時など少し短くするとか各自材質によって調整すること。


図1-1


図1-2
 

2.「1.」で切ったビニルテープをさら真ん中で切って、二分する(半分の細さにする)。
  切る際、切込みを入れるところに目安となる印を「油性ペン」でつけておく。
 

図2

写真1 切っている所
粘着面どうしを合わせて輪を作る
 

3.「2.」で出来た2個のビニルテープ片どうしをテープの長辺の真ん中あたりから(図3−1参照)
  滑らかなハサミを入れなかった方の辺(つまり目印の残ってない方の辺)を図3−2のように合わせながら
  粘着面どうしをくっつけていく。

 
図3−1
(テープ片の真上から見たところ) 
図3−2
4.輪を作るようにして残りの接着面をくっつける。
 このとき図のように片側の同じテープ片の両端どうしを5〜6mmずらしてくっつける。
 
図4−1 図4−2
「このままだと内径が規格より大きくなってしまうのではないか?」
っていう声が聞こえてきそうだが、
材質が純正(ゴム)のものより伸縮性がないため
ビニルテープで作った場合、この大きさが丁度良い。










5.残りの粘着面どうしを「3.」の要領でくっつける。
 

図5−1 図5−2


出来たベルトの太さの調整(ここからはさらに慎重な作業が必要)

6.ハサミを入れていない辺からものさしを使って3mmのところに印をつける(0.5〜1cm間隔が目安)。

 

写真2


7.印に沿って幅が3mm以内になるように
 慎重にハサミで切る。
 ベルトに太い場所と細い場所の差があると細い所から伸びてしまうので
 両辺がなるべく平行になるよう気を付ける

写真3
 

8.出来たベルトをモーターの「小プーリー」に掛けてペンの柄などを使ってなじませる(写真4)。
  引っかかる場所があれば、少しずつハサミで切って微調整する。(あまり引っ張りすぎないこと)
  輪がきつ過ぎたら、エラーが出るので注意。


写真4 ベルトをなじませるのと太さの確認
ベルトの大きさは「ベルトをかけたときに2つのプーリーにちょうど接する」
というのが理想である(少しキツイぐらいならOK)。
 
 

出来あがり

完成だ。
使用に耐え得るものを作るには2つ3つの試作が必要だ。
(慣れれば10分もあれば作成できるぞ)

ベルトの交換方法については後日掲載する予定であるが、
代表自身に工学的な専門知識が無いため
出来れば、他のサイトの
「ドライブベルトの交換」のコーナーを参照願いたい。

kubokenさんのページ

なんかを参考にしていただければよいのではないかと・・・
ファミコンのパチもの情報なども非常に充実しております。

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もう一度忠告しておく、
以上の作業はくれぐれもファミコン小市民各自の責任のもと、慎重に作業を行って欲しい。
もしディスク本体に不都合が起こっても代表は責任を持てませんのであしからず。