川崎市のアパートで大家の男性ら3人が刃物で刺されて、殺害された事件で、逮捕された男が、警察の調べに対し、「事件前日の午後4時ごろから酒を飲み始めた」と供述していることがわかりました。
逮捕された、無職の津田寿美年容疑者(57)は30日午前、自宅アパートの大家、柴田昭仁さん(73)と弟の嘉晃さん(71)夫妻を刃物で刺し、殺害した疑いが持たれています。
警察によりますと、津田容疑者は4年ほど前から、酒を飲んで、隣りの部屋に住む嘉晃さん夫妻と騒音をめぐってトラブルになっていて、逮捕された際にもアルコールが検出されています。
その後の警察の調べに対し、津田容疑者が事件の前日について「午後4時ごろから自分の部屋でビールを飲み始めた」と供述していることがわかりました。
津田容疑者はその後もスナックで酒を飲んでいたということですが、警察の調べに対し、「殺すつもりはなかった」と殺意については否認しています。
また、警察は昭仁さんがトラブルを仲裁しようとして刺されたとみて、さらに事件の経緯について調べを進めています。(31日16:45)