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気がつくと、緊張の糸が切れて、携帯をにぎりしめたまま、
落ちてしまっていました。
今、私の目の前にある、
店長が贈ってくれた、大きなピンクのバラの花束だけが、フィナーレを物語ってくれていますが、
まだまだ、何も実感が湧かなくて。
明後日になればまた、
控室のロッカーをあけて、衣装一式を詰め込んだ袋をひっぱりだして。
私物カゴと、その袋と、自分のバッグと、
両手いっぱいに荷物を抱えて、慌ただしく・・・あの５号室に、駆け込んでいくような気がします。
汚い、だ、壁紙がはがれてる、だ、何かと話題に事欠かない部屋でしたが、
広くて、シャワーの出がよくて（笑）
私には、使いなれた、思い出の詰まった部屋でした。
最後だから、掃除して帰るつもりだったんだけど、
結局そんな時間もとれなくなってしまって。
どんな素晴らしい気持ちも思いも、思ってるだけじゃ、ダメなんだよね。
カッコ悪いです。
すっごく、やっつけ仕事で、必死に目の前のことだけ、なんとかクリアしてきたような、
そんな一ヶ月でした。
もっとね、こう、
有終の美にふさわしく、ゆとりを持って、やり残しなく、そんな、ラストを夢みてたけど、
私の器が小さくて、とてもとても。
忙しい、大変だ、追いつかない、ゆとりがない、
そんなの言い訳なんだよね
お客さんには関係ない
お客さんはいつだって、１００パーセント向き合ってくれることを願っている。
それが、満足というものだと思う。
最後だからこそ、だったのに、
やりきれないこと、向き合いきれないこと、たくさんあったなぁ、、、って、
申し訳ない、そんな、心残りもたくさんある、今です。
伝えきれなかった人たちへ。
この場を借りて、今まで本当にどうもありがとう。
今日までに達成してきたすべてと、不完全燃焼の分すべてを抱えて、
たくさんの思い出を胸に、
これからもがんばります。
風俗１０年間、吉原５年半の生活の中で、
本当にいろいろなことがありましたが、辞める今が、一番重みのあるものでした。
辞めたとき、どんな気持ちでいるのかなんて、
想像もつかなかったけど、なってみて、今、
嬉しいでもない、悲しいでもない、なんだか、ただひたすら、深刻な気持ちです＾＾；
辞めてしばらく、ゆっくりブラブラ、と言いたいところですが、
貧乏ヒマなし、悠々自適に暮らせるほどの貯金はないので、
次のステップにむけて、火曜日から早速、突っ走っていきます。
今日で、このブログは、終了になります。
今まで、読んでくれて、本当に本当にありがとう。
いつも、美樹ちゃんというタテマエを超えて、
ひとこと多くキレたりする、大人げない私でしたが＾＾；
そういう未熟なストレートさに、懲りずに付き合ってくれて、
本当に嬉しかったです。
そして、
苦言を時には呈してくれて、ありがたかったです。
一生懸命書いても、注目してもらえないことだって当たり前にある中で、
多くの読者さんに、読んでいただくことができて、私は本当に幸せ者でした。
もし、また、別の世界でお会いすることがあったら、
そのときは、共犯者みたいに目で合図して、お互い、ひそかに笑って、挨拶しましょうね＾＾
それでは(^^)/~~ 同じこの地球という星の、広い空の下で、お互い、元気に頑張りましょう＾＾
皆さんと私のこれからに、幸多かれと祈っています＾＾
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