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2008年11月19日

かえつ有明中・高等学校の『新帰国生教育』シリーズ
第25回「全日本高校模擬国連大会に出場」

大会開会宣言2008年11月8日(土)と9日(日)の2日間に行われました「全日本高校模擬国連大会」に本校の高校1年生の帰国生2名が選抜され出場してきました。50カ国の大使(100名)が早朝10時から夕刻5時過ぎまで国連の会議と同様の形式で高校生が参加しました。

模擬国連全体写真今回の議題は、「武力紛争下の子ども――子ども兵に関する問題」をテーマに50カ国の大使が国際的に解決するための提案を他国との討議を通してまとめ上げ、採択するものです。
本校の選抜チームは、ロシア大使代表という立場から提案書の作成(英語)、他国(常任理事国や非常任理事国など)との議題交渉(公式:英語、非公式:日英)などを体験しました。大会の結果は、残念ながら3位入賞はできませんでしたが、これから実施されるアメリカ大会の結果後、日本から世界大会に参加できる校数が決定されます。

【★全国大会に出場した生徒からのコメント★】
第二回全日本高校模擬国連大会に参加したことにより、私達はとても貴重な体験をすることが出来、嬉しい限りです。普段道ですれ違うことさえない方達100名と、二日間という時間を供用することに初めは戸惑いながらも、一日目が終わる頃には楽しみながら会議を進めることが出来ました。この会議に参加でき、とても刺激の多い充実した2日間になりました。

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模擬国連大会 会議監督 木村真紀葉様より   2008.11.15

〈総評〉
国家を代表するとはどういうことか、また国際会議で「子ども兵」を考えることはどういうことなのか、みなさんは会議を通して実感することができたでしょうか。
各国の代表として出席するわけですから、会議においては、自国が達成したいことは、もちろん追及しなければなりません。しかしながら、同時にみなさんは「国際会議に出席している」各国代表であったわけです。たとえ自国の主張が通ったとしても、会議として方向性がばらばらな結果に至った場合、みなさんは、自国の国民や世界の人々に対して、会議結果を説明できるでしょうか。
国際会議に参加する大使は、自国の国益と、会議全体としての結果の両方に責任を負っているのです。
そしてもうひとつ、国家を代表するということについてです。今回の「子ども兵」という議題は、一部の国(特に政府軍が子ども兵を使っている国)にとっては正面から取り組みにくい議題でした。参加する国家が、必ずしも、積極的に解決に取り組めないという本音を持っている場合、議場では本音と建前の使い分けが必要になります。みなさんは、自国の本音と建前を両方踏まえて、立ち回れていましたか?

〈会議監督よりメッセージ〉
会議を終えて、悔しい思いをした人も、大いに楽しめたという人も、また「模擬国連は難しい!」と思った人もいるでしょう。みなさんにお伝えしたいことは、この大会はみなさんにとって「スタート」であるということです。
国家の目線に立って国際問題を考えた経験、また全国の高校生から刺激を受けた経験を、みなさん自身が、各自のこれからの人生にどう生かすかが、本当の意味で、この大会にみなさんが参加した意義なのです。つまり、この全日本大会というチャンスを生かせるかどうかは、“これからのみなさん”にかかっているのです。
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「帰国生対象の学校説明会のご案内」
●中学入試 11月22日(土)10:00~11:30
●高校入試 11月22日(土)14:00~15:30
        12月20日(土)14:00~15:30

* 来校された方には、A選考の過去問題リスニング音声CDと日本語作文(中学)を差し上げる予定です。

本校の見学希望される方は、帰国生担当の久保(kubo@ariake.kaetsu.ac.jp)または、入試相談窓口専用フリーダイヤル(℡:0120-881512)までご連絡ください。お待ち申し上げております。

 ご興味ある方は、学校HPをご覧ください。
【ホームページ】http://www.ariake.kaetsu.ac.jp/

 

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