東京都と川崎市は20日、米ニューヨークから帰国した2人の女子高校生（16）が、豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザに感染したことを確認したと発表した。2人は同市の洗足学園高校2年生で、一緒に渡米していた。国内では近畿地方の3府県で感染が確認されているが、首都圏での感染確認は初めて。

　国内感染者は前日より74人増え、検疫段階の4人と合わせ計267人。首都圏での新型インフルエンザ発生を受け、政府対策本部は行動計画を第2段階（国内発生早期）から第3段階に移行するかどうか、新たな対応を迫られそうだ。

　都や川崎市、洗足学園高校によると、2生徒は海外体験企画の「模擬国連」に参加するため11―18日、ニューヨークに滞在。19日にコンチネンタル航空９便で成田空港に帰国した。2人は米国のホテルで同室で、帰国便の席も同じ列で隣接していた。2009,5,21 日本経済新聞

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